オトウヤンが馬といつまでも見つめ合っているので、

オレは1人でコンサートステージを見学してみた。

浮かれた人形がとってもいい感じね。

お兄さんがフォークギターでしっとりと歌っていた。

あの地図にかかれたイラストのまんまだ!ほのぼの。

いつかここで半田くんもライブすればいいと思う

あらまあ!ゲームコーナーを発見!

これまた手作り感ビシバシな看板と、ゲーム内容も暖かみのあるラインナップよ。

彼(馬)はいたるところで旗を持っている

この頃やっとオレの中で彼の名前が決まった

「ハタガカリ君」

馬っていいたらていてつ!

ていてつって投げて使うものなのね

知らなかったわ!

あらまあ!お値段がお得になっているわ

半額どころか三分の一の値段!

こっちでは

世界でたった一つのオリジナルていてつが

作れちゃうコーナーよ

なるほどこれは記念になりそうね

自分で履きたくなっちゃうわね!

たからつりゲームは馬のしっぽに見立てた

ヒモを引くとお菓子が釣れます

段ボールに描かれた馬のケツに

くらいつくちびっ子

なんてステキなペタリング!

会場の中は常にゆるく暖かい空気が漂っているし、

どの親子も微笑み合い、穏やかに一時を過ごしているの。

りっぱなお祭りじゃなくていいのよね。

このくらいのゆったりしたお祭りの方が、家族で過ごすには丁度いいと思うわ。

そしてこういったローカルなお祭りというのは、意外と心に深く残ったりするのよ。

「あの時始めてお馬に乗ったね」「楽しかったね」とかいってさ!

(馬のケツのヒモひっぱったね!とか)

ほのぼのした余韻に浸りながら馬まつり会場を出ると、

なにやら隣の広場で別のイベントが開催されているじゃない!

ペタリングの醍醐味!「ついでペトリングナウ」よ!

ピンクのジャンプしてるキャラクターは山形のテレビ局、

YBCの「ぷにゅん」というキャラクターなのね。

正直ちょっぴり気持ち悪いの。

だけど無邪気すぎて憎めない。

ぷにゅんって手があったのか!!!

きたよきたよ!この感じ!

案内地図を見てみる。

え!なんだって!モーモーフェスティバル!?

馬まつりの隣で牛まつりということ?

これは見に行かなくちゃ!!

そしてハチマキ締直して勢いよく会場に入り。

ヒーローが媚びをうっている

はっ!ヒーローを発見!

これは地元山形のヒーロー「大鍋宣隊イモニレンジャー」だ。

解説しよう!イモニレンジャーは山形で行われる

日本一の芋煮フェスティバルのキャラクターである。

イモニレッドは山形牛パワー、イモニグリーンは山形ネギパワー、

イモニイエローは山形こんにゃくパワー、イモニピンクは山形里芋パワーで、

四つの力で「自然破壊結社ポイポイダー」と闘っているのだ。

と、解説をしている間にオトウヤンがイモニレンジャーの真中に陣とって

「写真撮ってくれよ!」とポーズをとっていたわ。

シャッターを押してからふと気がつく。

あれ?今日のレッドいつもより小さい?

レッドが女の子ヒーローよりも小さいなんて、あってはならないことじゃないの?

いつもより山形牛パワーが足りなかったのね。

「がんばって!レッド!」オトウヤンの脂でも吸って!

牛、ちびっこ完全無視!

イモニレンジャーとハイタッチして別れたあと、

オレは牛をさがして会場内を歩いた。

いた!牛だ!子供達が牛にむらがっているわ!

だけどなんだか様子がおかしい。

この牛ったら子供に一切媚びを売らないのよ。

普通なら手を振ってあげたり、

抱き着いてあげたりするものでしょ?

なのにこの牛ときたらうつむいたまま

子供はおかまいなしでずんずん歩いてゆく。

「ああ、牛ってだりぃー」みたいな。

オレはちびっこをかきわけて、やさぐれた牛を追い掛けた。

!!!!

すごい勢いで自分の搾乳をしてる!

なんてセクシーなやさぐれ方なの!!!

「あのう、牛さん・・・」と恐る恐る声をかけると、

搾乳の手を休めてちゃんとポーズをとってくれた。

馬、イモニレンジャー、やさぐれた牛と、

とてつもなく充実したお祭りデーになった。

ローカルお祭りは大人も子供も幸せな気持ちにしてくれる。

ありがとう山形!ありがとう母乳!

ハイ!チーズ!ヨーグルト!乳酸菌!

☆HAPPY END☆