大急ぎで流れてゆく流れ星がとてもりっぱに見えました。 いったいダレがどんな願いごとをとなえるのだろう?」 ある日小さな星は、夜のまどべで本を読む少女を見つけました。 そして、あっというまに恋をしました。 少女は読書の途中しばしばたいくつそうに 空を見上げて、小さな星を見つめていました。 小さな星は思いました。 物知りの大きな星に聞きました。 流れ星は何年もこうやって光り続けて、 年をとった星たちが最後のおつとめをする事なんだよ。 今、流れ星になったら、君はすっかり消えてしまうんだ」 流れ星になりたくてなりたくてしかたがありません。 大きな星はためいきをつきながら、 キミの糸を切ってもらえば流れ星になれる。」 さっそく小さな星はお月さまのところへ行きました。 ボクは流れ星にいますぐなりたいんです」 しかたなく手をのばすと糸をプツンと切ってしまいました。 小さな星は空のやみにすべりだしました。 少女が気付くようにと一生懸命光りながら、スルスルと落ちてゆきます。 まどべで本を読んでいた少女は、小さな星の光りに気がついて、 あわててお願いごとをとなえました。 深い深いやみの中に消えてゆきました。 小さな星が消えたやみからは、やがて青い鳥が 羽をひろげて、少女のもとへ飛んでゆきました。 |