11がつ15にち

今日はオトウヤンと紅葉を見に山の方にいってみた。

空が熟した秋って感じ。

雲がぼたぼた落ちてきそうだ。

綺麗に色付いた紅葉を写真におさめようとするけど、

やっぱり目でみたまんまにはかなわないのよねえ。

オトウヤンのジーンズのケツ部分がはち切れそうでセクシー。

景色を堪能したあと、オトウヤンが地元を取材したいというので、

あちこちつれまわされる・・・。

オレは目的のない散歩とかドライブが苦手だ。

染み付いた貧乏性が「無駄な行動」をいやがってしまう。

無駄は金がかかる!と心の奥底で常に貧乏神がさけんでる!

だからこういうときは「うまいもの食わせるから」とか

目的をつくってもらわないとぜんぜん楽しめなかったりする。

しかし、神社のこま犬と象を見てテンションがあがった。

くっついちゃってる!

小さい頃なんども来ていた場所なのに、

全然きがつかなかった!!!

いやあ、大人になるってすばらしいなあ。

視野がひろがるってこういうことなんだわね。

いまにも崩れそうなくらいかたむいちゃってるけど、

綺麗に掃除されてる神社。

昔ながらのやぐらの半鐘。かっちょいい!

のぼってガンガン鳴らしたくなる。(捕まる)

オトウヤンおきにいりの服をきたこま犬。

面白い顔で神社を守っていた。

写真に撮っても味わい深い。

おじいちゃんキャップが哀愁。

見晴しのいい丘の上に、オトウヤンが仕事で撮った写真が

でっかくひきのばされて地図としてつかわれている。

一緒に記念撮影してみた。

ずいぶんともちもちした涅槃だ。

ちょうどいい棒がおちていたので、

オトウヤンを威嚇。

どうも武器を手にするとすぐに威嚇してしまうのは

野生河童だった昔を思い出してしまうからだろうか。

キューリ!キューリ!(泣き声)

こういうとこに、おそでさん親子をつれまわしたい。

今すぐ新幹線に飛び乗って雪国を熱唱しながら来たらいいと思う。

11がつ14にち

夜中、布団の中でオトウヤンが

「あと1ヶ月で三十代が終わってしまうよ」と言った。

普段はあまり年の差を感じたりはしないけど、

「そっかあ、もうすぐ四十代なのか!」って思うと

突然8つの差を感じた。

だけど、励ますつもりでオレは

「いくつになってもオトウヤンはオトウヤンだから大丈夫よ」と言った。

オトウヤン「いや、じつは四十代になったら、

オトウヤンはオトウヤンではなくなるんだ」

オレ「え?!じゃあ、ナニになるの?」

オトウヤン「ダーリンだよ!」

この調子だと60になっても大丈夫だと思った。

干し柿みたいにシワシワになっても大丈夫。

11がつ13にち

オレは今日、朝から力士の乳首とかを切り抜いている・・・。

べつに頭がおかしくなったわけではない。

べつにフェチ心を満たそうとしているわけではない。

べつにハアハアしてるわけではない(いや、ちょっとハアハアしてるかも)

とにかく朝から力士をせっせと切り抜いている。

家事をさぼり、ひたすら力士を切り抜いている主婦が

この日本に今何人いるだろうか。

「力士を切り抜く主婦の会」とかつくりたいな。

主婦が集まり、お茶をしながら

「この塩のまき方ステキ!」とか

「ほれぼれする乳首ねえ」とか

「マワシの食い込みがグーだわ!」とか言いながら、

ひたすら力士をスクラップする会。

暗い。

力士ばかりを切り抜きつづけて二時間。

目を閉じても、まぶたの裏に力士!、

なんだかものすごくお腹が減る。

夜は力士になったつもりでオトウヤンと焼肉をたべようと思う。

11がつ12にち

最近、脂肪にムチうって

チャリで通勤しているオトウヤンは、

メシ食うとすぐに寝てしまう。

リビングでひとり、ビールのんでいたら、

夜中に目を覚したオトウヤンが、

「グレンラガンみなくちゃ!」と

すごい独創的な寝癖で降りてきた。

無造作ヘアにもほどがある。

つむじがぱっくりひらいていると、

「こっから禿げるのかしら」と心配。

ハンドルネームが「ハゲナマ」なオトウヤンだが、

本当にハゲになったら、

みんなに「ああ、だからHNがハゲナマさんなんですねえ」って言われちゃう!と、

今オトウヤンはハンドルネーム改名を考えはじめている。

なるほどそれはせつない。

そう考えると、オレも三十路超えて

「うさぎ」というハンドルネームはどうかと思う。

オレらしいいい名前はないだろうか。

卑猥で大人っぽい、それでいてインパクトのある名前・・・。

「どどめ」(大人の色って感じで)

「しらが」(熟年な雰囲気で)

「割烹着」(オカン的な)

「味噌煮」(さばちくびだからさばの味噌煮を意識)

「背脂」(年輪のある背中を表現)

「デブ専」(趣味嗜好を全面に押し出す感じ)

「ヴァギナ」(大人っぽく卑猥な感じで)

11がつ11にち

義弟さんから、引っ越し祝いが届いた。

大量の洗剤!ありがたい。

その荷物にくっついていたおてがみ。

「もしかして、ジャイアンがボクかしら。

で、しずかちゃんがオカアヤンのつもりなのかな?」

「たぶんそうなんじゃないかな・・・」

いつもキチっとしていて、冗談をいったりしない義弟さん。

オトウヤンとは正反対な印象。

風呂上がりに、ちんこふりみだしてクルクルまわし

「おちんちんで空飛ぶからみてて!」とか

絶対言わないと思う。

だから、正直どのくらい心の距離があるのか不安だったりした。

(義弟さんも、おちんちんで空飛ぶ兄との距離を感じてるとは思うけど・・・

いや、むしろ兄の方がはるかに頭おかしいけど!)

しかしこのシャレがきいたシールを見て、

思ったよりも距離は遠くないんじゃないかなとうれしかった。

綺麗な和紙の便せんにかかれた義弟さんの文字が、

上の方によっちゃっててかわいい!

こういうところに性格がかいまみれるとほっとする。

まるっこい字がオトウヤンと同じで、

「ああ、やっぱり兄弟なんだなあ。

おちんちんクルクルまわさないけど」と思った。

11がつ10にち

昨日の夜から気分がすぐれなくて、

耳鳴りがおさまらない。

心配したオトウヤンが「お昼一緒にたべる?」と

会社からメールをくれた。

こういう時は思いきって外にでちゃうのはいいかもしれない。

通帳の住所変更もしてきちゃおう!とか思い立って、

オトウヤンと蕎麦屋で待ち合わせした。

「いやあ、オカアヤンがきてよかったよう。

じつは財布に300円しかはいってなくてさ!

お昼どうしようかと思ってたんだよ!」とオトウヤン。

明日明日40歳の男の財布に300円しかはいってないって

そりゃせつないなあ・・・。

ごめんなさいねと、2000円あげる。

でも2000円だけ。ふふ・・・。

ズルズルと夫婦でラーメンすすって、

帰りに銀行で住所変更。

オレ初婚だけど、親が戸籍をかきまわしたので、

違う名字で通帳が3種類もあったの・・・。

あーだこーだと1時間以上もかかってしまった。

やっと本当にイシイになれた気がした32の冬。

バイクは盗まない。

たまに女になろうと思って化粧してみると

日々顔がかわっていってることに

ふときがつく。

11がつ9にち

夕方、オトウヤンと地元の図書館にいく。

駐車場から町をながめていると、

カラスがいっぱいたむろってた。

いっぺんにみんな飛び立ったらすごい迫力だろうと思って

しばらくまってたんだけど、

みんなじっとしてぺちゃくちゃ(カーカー)おしゃべりしてるだけ。

「ねえ、さむよー。はやく図書館にいこうよ」とオトウヤンがいう。

「飛び立つのみたいからもう少しまって!」と

オレはカメラをかまえてギラギラしてたら、

「バクチクあればなあ・・・」とオトウヤンがつぶやいた。

いやいや・・・バクチクがあっても、

こんなとこで使ったら通報されちゃう!

いい年した中年男性と中年女性がバクチクで通報ってありえないから!

つか、カラスどうのこうのより、

老人が死んじゃう!

「ウンコしたくなっちゃった」と

オトウヤンの肛門が文句をいいだしたので、

諦めてカラスに悪態をつきつつ図書館にはいる。

本のにおいかいで、オレの肛門も文句いったので

一緒に図書館でウンコした。

11がつ8にち

ほかほかあったかい一日だった。

ひあたりのいい寝室に、てんとう虫が3匹はいってきてた。

カメムシはおことわりだけど、

てんとう虫ならなんとなく歓迎。

虫差別!

だって臭くないし、かわいいじゃない?

てんとう虫とたわむれつつ、

「人間世界でもそれってあるよなあ」って

ふと思ったんだけどさ、

いやいや、まてまて!

オトウヤンは加齢臭もちょっとするし、

ポッチャリヒゲオヤジだけども、

かわいいなあと思い出して、

「ない!すくなくともオレの世界ではオヤジ優勢!」と

自分に言い聞かせてみる。

11がつ7にち

前にすんでいたところは、

歩けばかなりの確率で野良猫に遭遇していたが、

引っ越してからそれほど触れあう事が無くなった。

だから、たまに遭遇すると、

100円ひろった!的にうれしくなる。

とっても綺麗な野良猫が武家屋敷あたりをうろついていた。

草にうまったり、わけもなく土を掘ったりおもしろい。

少しおいかけてみることにした。

「ついてくんにゃ!」というそぶりもみせずに、

優雅に闊歩している。

ふととある旅館のガレージにたどりついた。

猫は「いつものこと」って感じでひょいと棚にのぼると、

お古のお布団にのっかっていねむりしだした。

な、なんかすごくいい!

キミすごくステキ!

また会いにいこうっと。

11がつ6にち

7歳の妹(実の)からメールがきた。

「お家でっかくなった!!!お金!」

このあいだ送ったDSのどうぶつの森の話しらしい。

「おお、よかったなあ。郵便局のゴミ箱漁ってみ?

たまに家具おちてっから」と教えた。

親子ほどの年のはなれた妹だが、

同じ血が流れているので、

貧乏根性あたりでうまく噛み合う。

つか、7歳ですでに貧乏根性バリバリなのは気の毒な気がするが・・・。

↑オトウヤンが仕事でつくったんだって。

夫の仕事が地元のあちこちに転がってるのって不思議な気持ち。

11がつ5にち

毎晩オトウヤンと、晩酌しながら料理番組みてる。

常にお腹がなっている。

いや、なってるっていうか叫んでる感じ。

昨夜みたテレビで「そばめし」をやっていたので、

ポチにもらった牛筋煮込みをつかって、

そばめしを作ってみた。

そばめしロストバージン。

大好きな人とはじめて結ばれた時の感じくらいうまい!

妊娠してもいいと思った。

あ、今のは自虐ね・・・。

11がつ4にち

ついてないはずのちんこが縮むくらい寒い。

おかげで死闘をくりひろげたカメムシの軍隊も攻めてこなくなった。

(カメムシとの死闘はゼニ軟膏でどうぞ)

窓のサンでひっくりかえって息絶えたカメムシたちを

自然にかえしてあげた。(あつめて窓の外にばらまいただけだけど)

カラスが猫の泣き声のモノマネをしていて怖い。

ふときがつくと、車にウンコたれてるから憎い。

時間がとまったまんまの田舎暮らし。

思考も止まる。

だって、靴屋にクリーミーマミだぜ?

11がつ3にち

二日酔い。

記憶が曖昧だ!

でもそこまで酔っぱらったって事は

とってもたのしかったって事だよ。

お腹がすいたなおちんが起きてきたので、

みんなでラーメンの出前をとった。

二日酔いで胃がとんでもないことになっているはず。

それなのにオトウヤンがたのんだのは「カレーラーメン」。

ウチのひと、長生きしないんじゃないかって心配。

11がつ2にち

今日はなおちんのお誕生会だ!

はりきって生理用ナプキン(使用済み)にラッピングした。ウソ。

厄年だからいっぱいウソついてやる!ふふ。

家庭菜園(たまたまあった土)に植えたルッコラ(まいただけ)が

すくすくと育っている(勝手に)。

自分で育てた(勝手に育った)葉っぱはうまいわねえ(タダって美味しい)。

ここぞとばかりに、いい主婦ぶって、

お誕生会のサラダにモッサモッサだしちゃう!

「明日のウンコがたのしみだねえ」って言いながら、

みんなの口のなかにむりやりねじ込んでやろうと思う。

ふふ・・・ふふふ・・・ふはははは。

11がつ1にち

おひさしぶりでごわす。

またずいぶんとさぼってしまった。

厄年の無気力、つええ!なんまいだぶなんまいだぶ。

どんなにテンションあげようとしても、

あがけばあがくほど沼に引きずり込まれる。

自称カッパのオレが引きずり込まれてどうすんの?

どうもしない。死にもしない。スーハー(呼吸)

いつのまにか引っ越ししてから二ヶ月たってる。

開かずの間は魔窟の間。

踏み込んだ瞬間に遭難する。

たった六畳なのに・・・。

リュックに乾パン背負っていかないとダメ!

たった六畳なのに・・・に・・・な・・・。

明日はなおちんのお誕生日なので、

どんな悪さをしてやろうかニヤニヤしながら考えてる。

プレゼントは羽つき生理用ナプキン。

もちろん夜も安心だ。でも使用済み。ウソ!

厄年の無気力が、どんなに恐ろしいか語ってやろう。

めでたい日におびえさせてやろう。

でも大丈夫。

14年はぐくんだ友情にヒビは入らないよ。

だって好きだもん。