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『民家を樹海ばりに迷う人妻 発見時は焼き鳥6本を所持 アル中か!』 最近、脳細胞が激しく壊れていく音がします。 ドンガラガッシャン! 今ならすぐに洗脳されそうなあぶないうさぎです。 たぶん壺とかまが玉とか買っちゃいそう! (口をぱっくり開けつつあいさつ) オトウヤンにおつかいを頼まれて、 いつもの近所にある病院に 無呼吸症候群測定器を返しに行こうとしたわけ。 オトウヤンは、布団虫キングのあたくしが ちゃんと任務を遂行するように 子供をあやすようなメールをしてくる。 「帰りにおやつ買い食いしてもいいよっ!」 「あ、あそこのたこ焼き屋でたこ焼き買いなよ!」 「焼き鳥でもいいよ!帰りにナンコツでもかじりながらさっ」 もう、わかったから!行くから・・・。 そんなに激しくあからさまにあやすな!と思いつつも 頭の中で「おやつおやつおやつおやつくねぎま!」と 焼き鳥のことを考えつつ病院に向かったわ。 通いなれた病院。 すぐそこの病院。 あ、待って! 焼き鳥焼いておいてもらおう!グヘグへ で、おばちゃんに焼き鳥を注文して店を出る。 そして病院病院!とまた歩き出すあたくし。 目の前を縦笛で笑点吹きながら歩く小学生が横切る。 ナニクソ!うかれやがって!とすかさず追い抜く! 病院病院病院病院すぐ近所! 目と鼻の先! ・・・あれれ? すぐそこのはずなのにたどり着けない。 はやく病院にたどり着けないと 焼きあがった焼き鳥どもが、 あたくしを待ってる間に 袋の中でしょんぼりしながら冷めてしまうじゃない! なんでだ!おかしい! 信じられないけどもしかしてあたくし 今道に迷ってる! あたくしの体内方位磁石が、 樹海にも入ってないのに クルクル回転し続けて正しく表示されないミステリー。
いや、方位磁石だったはずなのに、 焼き鳥レーダーになってる。 ただただ焼き鳥のことばかりが気がかりなレーダー! おかしい!おかしい!と二キロ近く歩いた時点で 「こんなに遠くない」と気がつき引き返しつつ病院をさがす。 前から縦笛をふきながら戯れる小学生たち。 焼き鳥屋の前で追い抜いたガキだわ。 道を聞こうかしら。 ダメだわ!颯爽と追い抜いておいて、 こんな狭い地区で道に迷ってるなんて知られたら! つか、知らないおばちゃんは危険だ!って 笛でなぐられるかも!ブルブル・・・。 で、仕方がなくオトウヤンにメールをするあたくし。 「信じられないけど道に迷った。 病院は焼き鳥屋の先よね? あんた帰りに焼き鳥屋でナンコツかじれっていったわよね? 帰りに焼き鳥屋ってことはつまり病院は焼き鳥屋の先よね?」 そうメールを送信したあと、 メリッと洗脳が解かれたきがしたわ。 ちがう! 病院は焼き鳥屋より手前!って。 オトウヤンのいらぬおやつ提案によって、 あたくしの脳は大ダメージよ! それから笛吹きながら歩く小学生に対しての闘争本能が加わって、 あたくしの体内方位磁石は勝手に樹海へ・・・。 あぶねぇ! 仕方ないので焼き鳥を受け取り、 芳ばしい匂いを振り撒きながら病院へ行ったわよ! 看護婦さん不思議そうだったわよ! 想像してみて! 薬臭い待合室が一瞬で居酒屋の匂いだよ! ふぅ〜・・・。(すっかり汁だく)
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