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ウチの冷蔵庫には賞味期限のきれたものが たくさんはいっている。 お腹が空いている時に買い物をすると買い過ぎてしまって、 ついつい食わずに腐らしてしまう。 わかってる。捨てればいい。 でも、貧乏性だから簡単には捨てられないのですよ。 念入りに腐るまで冷蔵庫に飼っておくんですよ! 「もうやばい!青いもん!」となるまでみまもります。 実家を出たばかりの頃、 たまにかあちゃんのところに遊びにいくと、 冷蔵庫の中からあらゆるものをスーパーの袋につめて 手渡してくれた。 ね。よく聞く親心でしょ。いい話っぽいでしょ。 でも、ウチのかあちゃんの親心は、 あちこちネジがはずれていた。 ネジをはずしたままカラカラ回しまくる。 手渡されたスーパーの袋には賞味期限のきれたものばかりが つめこまれていた・・・(汁) だから、「この人は自分で処分できないから、 親心のフリしてオレに処分の手伝いをさせているんだ。」と思った。 だから、ナニかくれようとかあちゃんが動き出すと、 「いらない!」とつっぱねたりした。 でもね、ちがうんだな・・・。 アレはオレのかあちゃんであって、 やはりオレもかあちゃんと同じなのだ。 食えないものをわかっていてオレに差し出していたのではなく、 買い物しすぎて、食いきれないものとして、 オレにわたしていたんだ。 遊びにきたオレの顔を見て、はしゃいじゃって、 賞味期限には気が付かずに・・・。 今、かあちゃん家の冷蔵庫には この先ぜったい食われることのない物が、 どうしようもなく座っているのかな・・・。 貰いに行くか。
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